第26回日本病態栄養学会年次学術集会
会長 村上 啓雄
(岐阜大学医学部附属地域医療医学センター・ぎふ綜合健診センター)
このたび、第26回日本病態栄養学会年次学術集会の会長を拝命いたしました岐阜大学医学部附属地域医療医学センター/ぎふ綜合健診センターの村上啓雄です。伝統と権威ある本学会学術集会の運営を務めさせていただくことになり、大変光栄に存じますとともに、身の引き締まる思いです。開催時期は例年同様、2023(令和5)年1月13日(金)~15日(日)で、会場は国立京都国際会館を予定しております。
開催形式は、できれば以前のように参加者が会場に一堂に会して、対面でディスカッションすることが理想とは考えておりますが、新型コロナウイルス感染症のパンデミックで学んだ、WEB技術を取り入れた開催形式はデメリットばかりでなく、メリットもあることが分かり、感染状況の経過次第ではありますが、現時点では対面とWEBのハイブリッド形式、また一部の単位取得セッション等はオンデマンドで一定期間配信する形式も組み合わせる方向で、準備を進めております。正式な開催形式については決まり次第ホームページ等でお知らせいたします。
学会のテーマは「病態栄養学発展をめざして~おいしく、楽しく、健やかに~」とさせていただきました。まだエビデンスが豊富とまではいかない病態栄養学の学問的発展を目指しつつ、実際の臨床現場で病態に即した栄養管理を行う上で、やはり患者さんの気持ちや背景に寄り添った食事の提供を、おいしく、楽しく、病態改善に効果あるように実践ができること、そして健やかな人生を支援できることを目指す意図を込めております。
超高齢社会、生活習慣病、新たな感染症の出現など、様々な病態を有した患者さんが増え、医療提供の基本である、患者さんが理解していただき、協力が得られるような適切な栄養管理を追求するために、あらゆる領域から皆様からの多数の演題ご応募とご発表を期待しております。
参加されたすべての皆様にとって、本年次学術集会が実りあるものになるよう、現在、事務局ととともに準備を始めたところであります。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。できる限り会場にご参集いただけるようになっていることを期待しつつ、あらゆる手段を用いて数多くの皆様が参加できるようスタッフ一同努力する所存です。みなさまに学術集会でお会いできることを楽しみにしております。