会長挨拶

会長 写真

第27回日本病態栄養学会年次学術集会
会長 幣 憲一郎
(京都大学医学部附属病院/武庫川女子大学)

このたび、第27回日本病態栄養学会年次学術集会の会長を拝命いたしました京都大学医学部附属病院 疾患栄養治療部 / 武庫川女子大学 食物栄養科学部 の幣 憲一郎(しで けんいちろう)と申します。伝統と権威のある本学会学術集会の大会長を管理栄養士の代表として務めさせていただくことになり、大変光栄でありますが、身の引き締まる思いであります。開催時期は、2024(令和6)年1月26日(金)~28日(日)で、会場は国立京都国際会館を予定しております。

開催形式としましては、この3年間のコロナ禍で得られたICTの活用(一部の単位取得セッションや教育講演等はオンデマンドで一定期間配信する形式)を残しつつ、コロナ禍前のように参加者の皆様が会場でディスカッションできる環境を基本にしたいと考えており、鋭意準備を進めております。皆様のご参加が対面開催のメリットを増幅してくれると信じておりますので、是非、ご準備いただけますと幸甚です。

さて、第27回の学会テーマは「サステナブルな栄養管理を目指して!」とさせていただきました。現在の日本が抱える少子高齢化の問題、食生活の乱れ、Multimobidityなど世界に先駆けた栄養管理の手法の提言を本学会から発信していきたいと考えております。今後の日本の医療制度改革を視野に入れ、患者さんを中心とした持続可能な栄養管理体制の構築は喫緊の課題となっており、医師・看護師をはじめとする多くの医療職種との連携は勿論、専門管理栄養士制度等に基づくスペシャリストの育成、前述しました栄養管理面へのICTの活用などなど、我々自身の意識改革も大きな岐路に立っているとの意図を込めてさせていただきました。

つきましては、対面参加していただきます皆様方にとりまして、本年次学術集会が実りあるものになるよう、現在、プログラム等は事務局ととともに鋭意準備を始めたところでありますが、従来より好評であります「症例検討セッション」や「学会合同のパネルディスカッション」、「教育講演」、「卒業研究セッション」、「レシピコンテスト」などをさらに充実させたいと考えておりますし、新たな対面企画も検討中であります。

最後になりましたが、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げ、学会活動の核である対面での質疑応答やその後のディスカッションを堪能していただける環境を整えたいとスタッフ一同努力する所存であります。皆様と学術集会でお会いできることを楽しみにしております。

学会事務局

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